レコーディングスタジオでは200V電源というのは絶対条件。200Vはバランス伝送だからノイズが少ないということのようです。ケーブルでいうところのバランス伝送はノイズが少なくてアンバランス伝送はノイズがのりやすいみたいなもんかと。詳しくは分かりませんが、電源からくるノイズが減るっていうのは魅力的!
1)工事屋さんに電話し家に来てもらい見積もりをとる
電気工事士の資格を持っている人が所属している電気屋さんを探す。町の電気屋さんだったりまあ大体どこでもいいようですね。こういったサイトで探す等です。こちらは200V工事をすると決めた時に色々と相談に乗ってくださった6stさんに教えていただきました。
ここで注意点がひとつ…必ず何件か見積もりを取ることを強くお勧めします!ブレーカーを見てもらわないと工事ができないのでまずは家に来てもらって見積りをとることになるんですが、もう一度言います。必ず何件か見積もりを取ることを強くお勧めします!僕は1件目6万いかないぐらい、2件目6万2000円、3件目19800円という見積もり結果でした。もちろん3件目の方にお願いしました。もし200Vをご検討されている方は是非ご連絡をとってみては!?と思ったり。名刺を載せときます。
2)正式に工事日が決まったらその日までにダウントランスを購入する
見積もりしてもらって実際に工事に来るまでの間にダウントランスを用意しとくのがお勧めです!工事してすぐ試せる、なにかあったらその場で対応してもらえるので!ダウントランスは200Vの電圧を100Vに落とすものです。基本的に日本で売られている機材は100〜115Vなので200Vに直接突っ込んだら機材が壊れます。なので200Vのコンセントから一旦ダウントランスに入れて100Vに落としてから各機材に電源を送るということになります。今回選んだダウントランスはプロケーブルで購入したダウンアイソレーショントランスです。(こいつの注意点は購入してから2.3週間は工場のオイルみたいな臭いが部屋中に広がってやばいということです。冗談抜きにまじで臭いです)
100Vと115Vがとれる仕様です。このダウントランスでコンセントが足りない場合は延長タップを使えばOK。その際プラグは非メッキのものにしろとプロケーブルには言われたがその辺はまだそろえてないので、とりあえず元々使っていたFURMAN P-1800PF RやTASCAM AVP-250を使って各機材に送るという形。
このダウントランスは他社のものと比べてコストパフォーマンスが非常に高く200Vの効果を実感するのには最適です。プロケーブルのサイトの方でこのダウントランスを絶賛していますが確かに素晴らしい商品だと思います。まあ上には上があるのであれですけど十分戦えるレベルだとは思います!ちなみに臭さに関してはこれを超える商品はないでしょう…購入される方は覚悟してください…w
例えば①の居室、電灯、コンセントというのは「寝室の全ての壁コンと寝室の照明」の電気を①のブレーカーのところから持ってきているというわけです。僕は作業部屋≒寝室なのでこの①に200Vを引くと思っていたんですが、それだと寝室の全てが200Vになってしまい照明等もろもろ使えなくなるという話だったので断念。運よく「⑩予備」と書いてある空いているブレーカーがあったのでそこから200Vを引っ張ってくることにした。
黒い矢印が指してる灰色線が200Vの線で灰色線の中から赤、黒、白の3線がでてきており、赤線が緑丸で書いてあるアース。白と黒は⑩の予備のところに入っているという流れ。
これをモールでガードしながら壁伝いに作業部屋まで持っていき
音楽機材専用のコンセントがこちら!
この機材専用の200Vコンセントからダウントランスへいって各機材へという流れです!
今までは配電盤の「①寝室用」の電気を機材と家電製品を兼用して使用していたので、家電製品の使用具合によってはたまにノイズが出る時があったが、今はそのノイズはなくなったのでしっかり効果はでているなーと。またここでポイントはアースにつないでいないということ。
このアースはうちの電化製品等全ての電気機器をこのアースに落としているので、200V用コンセントのアースもこのアースにおとすと他の家電製品からくるノイズを拾ってしまうということがあるという裏技をいつも機材購入でお世話になっている宮地楽器RPMのこちらの記事で教えてもらい試してみたらなんとおっしゃる通り!!これで完全に電源からくるノイズは消えた。
ということで一応一人暮らしタイプの家でも工事は可能っちゃ可能です!ということが伝わればOK!興味のある方はぜひお試しください!
どの程度音質が変わるかというのは余裕があったらまたそのうちブログで書くかもしれません!
では今日はこの辺で!