GuitaRist、Engineer、Composer3つで通称RECer(レッカー)の松田です。
今日のお話はレコーディング・ナレーター録音ではもはや定番中の定番「NEUMANN U87Ai」のお話。
お店で新品購入すると30万オーバー、しかも下のサスペンションホルダーが別売り、こいつだけでも3万ぐらいするというかなりお高いマイク。
価格的にどんだけ高音質なんだ!って思うけど一聴した個人的感想は「確かにいいかもだけど値段の差を考えたりしたらそこまでインパクトがあるサウンドではないな」だった。(今思うとそんなこと恥ずかしくて言えない…w)
インパクトという面においてはLwitte LCT640を聞いた時の方がハイファイで抜けがよく煌びやかで「おっ!ちょっといいんじゃね!?今風で!」とか思った。
そんな「Lwitte LCT640」はこいつ!
こいつも65000円ぐらいしてちょっと高いけど30万円には遠く及ばない。
なら「NEUMANN U87Ai」は一体何がいいのかといいますと…
こいつでレコした人がみんな口をそろえて「歌いやすかった!」と言い、実際こいつで録音したサウンドを聞いてみるとまるで声そのものが太くはっきりくっきり聞こえまるで目の前で人が話しているような感じ。
ハイをEQで持ち上げたとかそういう類のサウンドではなく、これはEQではたどり着くことが難しいサウンドだと思った。知り合いのエンジニアから聞いた話によるとNEUMANN U87Aiは中にトランスが仕込まれているとのこと。トランスとは高級プリアンプの中に仕込まれているものでそれを通すことにより質感が…とかそういった話になる部品!有名なのはCARNHILLのトランスとか。まあそーゆーのがあるんです!この辺はとりあえずスルーで!
こういったものが入ってるからほかのマイクと質感の違いが出る。その質感が歌いやすさや太さ、くっきりとしたかんじとかそういうところにつながってくるんでしょう!
個人的にはボーカルレコはとりあえず一部除いてほぼこいつでとるようにしてて声関連の信頼性は高いです!
これで歌ってしっくりこないボーカルは多分ただの下手くそでしょうw
ぐらいに思ってます。ってのはネタですがまあ「どのジャンルにおいても確実に合格点である80点以上をたたき出す」ってかんじでしょうか。
声の相性やジャンルによってはこっちのマイクのほうがいいっていうのはあるでしょうが、とりあえずこいつ使っとけばまあ大丈夫。そんなマイクです。
これはギターで例えるならギター弾くときにマーシャル2000につないどけばまあ大丈夫みたいな?
ベースで言うとアンペグか!?
もちろん超重低音ジャンルとかだったら違ってくるとは思うけど。。。
まあそれだけ信頼できるということです!
ちなみにこんな面白い動画もTwitterにあがってたので!
「NEUMANN U87Ai」と「Rode NT1-A」の比較
30万の価格差は感じないって?でも「NEUMANN U87Ai」はやはり違うなってかんじでしょ!?
でも価格差30万の差がここにあるのかと言われればひとそれぞれなんだけど、個人的には30万円の差は・・・無い!www
…買うのもったいないよね?!www
ってことでぜひレコーディングしに来てください!
NEUMANN U87Aiを最高級プリアンプ(Manley Core等)につなぎデッドな環境(isoVox2)で録音。それが1時間2000円の最安値です!!